つれづれ
昨日の会社帰り、不思議な空間に行った。
バーなのだけど、都会的な、ほかのお客さんとの会話とか、バーテンさんも必要以上に声を掛けてこないような、そういうバーとは全く違う。
たった6席しかない、とっても小さなバー。
お客さんが入ってきて、見知らぬお客さんがいたら、名乗って挨拶しちゃうようなお店。
お客さんがDVDとかファミコンとか持ち込んで始めて、それを企画にしてしまうようなお店。
サービス残業が付いて、会社を出るのがそこそこ遅くなった。
前から行ってみたいと思っていたが、オープンが9時とちょっと遅いこのお店、なかなか行くチャンスがなかったのだけど、この時間ならちょうどいい。
お店に着いたのは9時10分ごろ。
口開けに入るのはどうかなぁ、と思っていたが、まぁ仕方もない。
ビールをオレンジジュースで割ったカクテルを出してもらったけれど、それが何と言う名前なのか分からない。
僕はそれを飲むのが初めてだし、作るほうも初めてなのかもしれない。
後から調べた「ビターオレンジ」は結構美味しかった。
このバーの売りであるカレーも美味かった。
玉ねぎとコンビーフ、コーンとたくさんのキノコをいためて、カレールーに合わせたカレーソースと、古代米に、付け合せのザワークラウト。割と家庭的な味のこのカレーは、当日の企画にあわせて「クリボーカレー」と呼ばれていた。
常連さんがファミコンと大量のソフトを持ち込んで、ファミコン大会。
マッピーとマリオ3をやらせてもらった。
懐かしい。
Barと名乗っていながら、いわゆるよくある都会的なバーとは違い、スナックでも居酒屋でもない、この場所。
言うならば、酒の飲める部室というか、学生時代の、友達がいつも集まってる誰かの部屋、というか。
中野坂上にあるそのBarの名前は、「ajito」。
通いたいお店が増えた。