西東京・こもれびホールのライブ


とりあえず昼間に起きたので行ってみた。
正直、期待はしていなかった。
というのも、これまで、有料・無料取り混ぜて何回もライブには行っているけど、CDで聴いてる分にはとってもいいバンドなんだけど、ライブではちょっとなぁ…と思ってしまうことが何回もあったから。
アンサンブルが乱れたり、音が外れたり(「音『を』外した」のではなく)、一番ひどかったのはラッパとかバストロがいないような、スカスカの編成のライブだったり。
まぁそれでも、そういうのは無料のインストアライブだったから。今回は2200円の有料のライブだし、本気の演奏を聴かせてくれるだろう、と、過度な期待を捨てて行くことにした。


ホールの入りは6割程度だったか。
ライブハウスでのライブではなくて、市民ホールでの、市民ホール自主公演なので、音楽より暴れたい盛りのガキンチョから、アニソンより演歌が好きそうな年寄りまでいろんな人が来ている。
中学・高校の吹奏楽部にお邪魔して一緒に練習する「放課後プロジェクト」というものをやっているブラスタ。ひばりが丘や田無の中学を回ったことがあるからか、吹奏楽部と思しき中学生がたくさん来ていた。


セットリストは写メの通り。
終演後にセットリストを張り出してくれるあたりはとても親切。


演奏は…
やっぱり、ブラスタの編曲はラッパ2本ではキツ過ぎるような気がする。
ハイトーンでどうしても音が苦しくなったり、外したり。ラッパもう一本入れたほうがアンサンブル的にも、ハイトーンの割り振りとしても余裕が出来ると思うんだけどなぁ。
それでも、ラッパ2本のこの編成になってから僕が聴いたライブのなかでは、かなりハイトーンもアンサンブルも決まっていたほうかなぁ、とは思う。


決して、ラッパ隊のメンバーの実力がないとか、そういうことではない。むしろ、これだけハイトーンだらけの編曲をよく吹きこなしていて、踊ったり飛び跳ねたり笑ったりしながら楽しんで演奏しているところを見ると、2人ともかなりの腕を持ってることが分かる。
Annaさんの「君を乗せて」の冒頭、ラッパなのにフリューゲルホルンかと思うような柔らかい音は、どうやったら出るんだろう。息漏れもしてるなぁ、とは思うけど、それだけで説明の付かない、本当に柔らかい音は素敵だと思う。


それだけに、なおさらあとラッパ1本追加したらどうだろう…という思いが強くなる。
トロンボーンやサックスセクションのアンサンブルはほとんど乱れない。
ルパン三世のテーマでの、サックスのSoliの綺麗さは健在だった。


何だかんだ言っているけど、結局どうだったのか、というと。
本当に楽しいライブだった。
何だかんだで最後は客席総立ちで(つか、MCで石川さんが立たせたのだけど)、みんなノリノリの手拍子。
久しぶりに俺も縦ノリしちゃったよ。
演奏に粗があるのと、楽しめる楽しめないは全く別モノだからなぁ。


そして、今日一番かっこよかったのは、バリトンサックスのましゅさん。
ソロもバリバリ決めるし、ユニゾンも決める。
ソロのときの演奏してる姿が最高にカッコ可愛い感じだった。


ドラムのかこいまきこさんは脱退したので、今日は別の人が入っていたのだけど、残念ながらメンバー紹介で名前が聞き取れず。
新しい正式メンバーはいつ加入するんだろう。