東京ブラススタイルがお色直し

年明けからずっと休眠状態だった「東京ブラススタイル」がいよいよ再起動するようだ。
年明けは卒業試験とかのシーズンなので、ある程度は活動が下火になるのも仕方ない、と思っていたら、なんと、ハピネット・ピクチャーズからユニバーサルに移籍して、メジャーデビューするらしい。


ホームページもリニューアルされたので覗いてみると・・・あれ。
メンバーがすごい勢いで変わってる。
B.saxのアフロ吉田、Tpの安達奈央美、aya、Tbの湯浅佳代子という、中心メンバーが脱退してしまった。
特にアフロ吉田は、そのキャラクターも面白かったけれど、女性には珍しく骨太なバリサクの音を出せるプレイヤーだった。また安達はこれまた女性には珍しい、パワフルでクリアなハイトーンを出せるプレイヤーだった。


この2人を失ったのはブラスタにとっては非常に痛いかもしれない。何より心配なのはTpの布陣。この編成ってどうだろうか。改変前→改変後で

  • Tp 4人→2人
  • Tb 3人(うちBTb1)変わらず
  • Sax Alto、Tenor、Baritone各1人変わらず
  • リズムセクション Piano、Drums、Bass各1変わらず

編成全体はほとんど変わっていないのに、Tpだけ戦力が半減。しかもハイトーンプレーヤーの安達さんを失っている。
Tpが半分になる、ということは、演奏されない譜面、パートが出てきてしまうのではないか?もし元々Tpが2セクションを4人で吹いていたのなら、これまでのライブでも度々バテて音を外していたラッパセクションが、もっと音を外すことが多くなるのか?いずれにしても、この編成でこのラッパには不安を感じてしまう。


ラッパが減ったことで、今までの譜面は演奏できるのだろうか?今までの演奏のクオリティを維持できるのか?結構不安。
Pianoの野口茜(あかねこ)を失った時に、ブラスタの音楽が変わって驚いたのを覚えている。メロディ楽器としてのPianoのキュートさが薄まり、どちらかというと完全なリズムセクションに近づいてしまったPianoが残念に思えたのだ。


今回のメンバーチェンジがどのような結果になるのか。「ルパン三世のテーマ」で非常にかっこいい早弾きのソロを見せたBass平野なつきや、常に演奏を引っ張ってきた感のあるA.saxの石川恵美、T.saxの井口久美子、BTbの足立恵子が残留してくれて本当によかったと思う。


ところで。
平野なつき、今回からProfileにSuzaが追加されてる。Suza吹けるなんて初めて知った。ドイツの音大みたいに、日本でもBass科目は副科でSuza(Tuba)必須なのだろうか?っていうか、ジャズ系のベースでもそうなの?


さらに。8月のニューアルバムに収録する曲をHPで一般公募していて、その一次集計が発表されている。

となっているのだが・・・


すでにサンスポが記事にしているらしく、ブログなどで収録曲が掲載されている。

東京ブラススタイルがメジャーデビューへ…現役音大生らで構成

東京芸大などの現役音大生とOG11人で構成したブラスユニット、東京ブラススタイルが8月にメジャーデビューすることになった。

同グループは、2年前に結成。東京・渋谷のライブハウスなどで、アニメソングをユニークなブラスアレンジとパフォーマンスで演奏し、アニメ好きの10代から30代まで幅広いファン層を獲得。これまで3枚のアルバムをインディーズから発売し、いずれも2万枚超のセールスを見せた。レコード会社7社の争奪戦も展開されユニバーサルミュージックが契約。

第1弾のアルバムには、「キャッツ・アイ」「おどるポンポコリン」「ハクション大魔王のうた」「サザエさん一家」などアニメの名曲の数々を収録する。