いとこの演奏会、講評

  • プログラムの曲目紹介はネットのコピペで作らない。レイアウトは手を抜かずに。ほかの学校やプロのオケを見に行って参考にしろ。
  • コンマスがオケのメンバーより遅れて出てくるのは構わない。そうやってカッコつけるのもいい。でも、それをやるならコンマスは背筋を伸ばして堂々と歩け。制服のズボンを腰履きで…なんてのは言語道断。
  • そして、コンマスがお辞儀や着席、解散を全て仕切るのなら、フォーシュピラーが先に座ろうとするな。
  • ステージに入場してきて、開演の客の拍手をもらっている最中に、客席に友達を見つけてニヤつかない。
  • ステージ上でのチューニングは飾りではない。ステージ上でも、一斉に出したAの音がハモッたらチューニングしなおせ。
  • 楽譜ではなく、コンマスや、各パートの1プルトの表の奏者のボウの動きをよく見ろ。とくに指揮者のいないアンサンブルなのだから。音がずれていて「ゥワー」という感じに「ゥ」という装飾音符が付いているように聞こえているぞ。
  • 3部構成のうち、2部は少人数のアンサンブルが数組出てきたが、「全員でお辞儀をするのか、リーダーだけが頭を下げるのか」「上手からハケるか、下手からハケるか」は全てのグループで統一しないとカッコ悪い。
  • 映画音楽を演奏した第3部ならともかく、クラシック曲を演奏するアンサンブルでは、ネクタイを締めるのならシャツのボタンをきっちりとはめて、ネクタイもしっかり巻くこと。だらしない。
  • 影ナレが曲名をアナウンスしてからステージ上でチューニングして演奏開始…?チューニングの後にアナウンスじゃないの?
  • 電子ピアノなどを使うときは、電子ピアノに合わせてチューニングしろ。オケとピアノのチューニングが無茶苦茶。半音くらい違ってたぞ?
  • 客も客。交響曲の楽章と楽章の間で拍手するのは仕方ないとしても、フラッシュぴかぴか光らせて写真撮るなよ。撮影会じゃなくて演奏会だ。子供の学芸会の会場じゃないんだ。

・・・とここまでツッコンだところで疲れて、もう書くのをやめてしまった。


要するに

  • 「曲」の練習でいっぱいいっぱいになり、「演奏会」の練習(ステージリハーサル)なんか何にもしてなかった、というのが見え見え。
  • その曲の仕上げも、結局は進学校の部活。内申と友達作りのための部活なのだろう。音楽に対する真剣さは一切見えなかった。
  • ホールでゲネプロやるときに、いや、普段の練習でも、客席側から客観的に演奏を眺めるということを一切していないのだろう。


まぁ、こんなもんだろうね。少なくとも客から金を取るレベルではなかった、ということで。親も、子供の写真撮りに来る程度だったら、学校の体育館辺りで身内だけで金取らずにやってろ。
うちが高校のときなんかは、学年に1人2人はクラシックオタクがいて、練習法もステージングもみんなそいつらがプロの物まねをして引っ張ってったから、もう少しまともな演奏会をやった記憶があるんだけどね。。。