閉鎖?

う〜ん。とりあえず、モラルとか言う話を抜きに考えてみる。


差し押さえ申し立てた人がどういう人か知らないけれど(ネット上では悪い噂を耳にするけれど)、その人の持つ債権は500万円でしょ?
だから彼がどういう申し立てをしても、500万円以上はひろゆきから取れない、というのが日本の法律だったと思うけど。どこからどうやって「全財産差し押さえ」なんていう考えが出てくるんだろうか。。。
年収1億の人から500万を差し押さるならば、ドメインの差し押さえとか面倒なことする前に、銀行口座とか差し押さえしやすいところから差し押さえるんじゃないか?


そしたら今度は破産申し立てですか。
今日のZAKZAKの記事より引用。

さらに自身の収入や財産が明らかでないのをいいことに、「債権とは債務者が支払えというものではなく、あくまで債権者の取り立ての権利」と居直る。

法的にはひろゆきの言うとおり。「権利の上に眠る者」という有名な話もある。

男性は「仮差し押さえや差し押さえでは申立人にしかお金が入らない。これまで勝訴した全員に賠償金が配分される、第三者破産手続きのほうがいい」と説明する。

差し押さえを申し立てた人は、それを行うことで自らの権利を眠らせることなく行使し、賠償金を手にしようとしただけの話。
三者が勝手に「アナタの権利を眠らせておけない!」ということはできない。
それをアリガタ迷惑と感じる人もいるだろう。とくに相手が「悪名高き」2ちゃんねるなのだから。

「自分と同じ目に遭っていると感じた。2Ch運営サイドは自分たちを脅かす人間に、相変わらずネット上で非合法な攻撃をしている。猛省を促す必要があると思った」

運営はきちんとやっていると思うが?削除依頼のシステムもちゃんとあるわけだし。問題は書き込む人、すなわち運営じゃなくて利用者の問題。
結局は、賠償金よりも2ちゃんねるを潰したい、という目的のほうが大きいように思われる。いい、とか悪い、という議論ではなく、それだけ2ちゃんねるを恨んでいるのだろう。

西村氏は裁判に出ないで敗訴を重ねつつ、開示や賠償に一切応じていない。

もちろん、賠償命令に従わないのは許されないことである。でも、この書き方では「出廷しないのも罪」のような書き方に思えるが、それはマチガイ。
裁判はあくまで国民に与えられた「権利」であり、受けるも受けないも自由。
被告であれば「応訴」の義務があるが、応訴義務に「出廷の義務」は含まれていない。
また、応訴しなければ自動的に「敗訴」という不利益を被るシステムになっている。応訴義務に反しても、それに対する罰則はなかったように記憶している(記憶あいまい)。


繰り返すが、賠償命令に従わないのはもちろんひろゆきが悪い。それは間違いない。
でも、今回の場合、差し押さえや破産申し立てをした人の論理にも結構な矛盾があるような気がする。
結局、モラルやマナーに行き着いてしまった。グダグダ。