なんだかなぁ・・・その3

金曜日の飲み会での出来事。


酒を一気飲みした高校卒の新人君Aと、それを煽る別の新人君B(同じく酒を飲みまくった高卒)のやり取り。

A:「○○です!お願いしまっす!!」
B:「こいつ、本当にヤバイっすよ。本当に。A!趣味はなんですか!」
A:「趣味は萌えです!」
B:「萌えってなんですか!萌えって!!!」
A:「萌えとは愛だ!!!!」


これを聞いてた僕の同期が、「fukaちゃん、仲間じゃん。よかったね」と言ってきたので、「あいつは間違っても仲間じゃないね」と答えたら、変な顔してた。


電車男以降アキバがひとつのブームになって、渋谷系の変な人もアキバに来るようになったし、元々のアキバ系も、「オタク=悪」という報道だけでなく、プラス面を取り上げられることがたまにあるようになった。
アキバ系を堂々とカミングアウトする人も増えてきたし、僕もその1人で、職場、というか社内でかなり認知されている。
だから、A君がそういうことをオープンにするのはいいと思うのだが。。。


「萌え=愛」か?そんなことは断じてないだろう。
「萌え=愛」だったら、「萌え」なんて言葉を使わずに「愛」って言葉を使えばいいじゃないか。
アキバ系の人たちが「愛」ではなく「萌え」という言葉を使っているのは、「萌え」が「愛」と同じ感情ではないから。
少なくとも、僕の中では「萌え」と「愛」は全く違った感情である。そして、「萌え」はフィギュアやメイドさんだけではなく、普通の人にも感じる感情だし、誰もが持っている感情だと思っている。それに対応する日本語がこれまで存在しなかっただけのことで、それを表す「萌え」という新しい言葉が生まれたんだな、という程度の感覚にしか過ぎない。


「萌え=愛」なんだと単純なことを言ってる人は、きっと「萌え」を全く理解できてないけどブームには乗っておこうとする、「にわかアキバ系」だ。
その多くは電車男でブームに乗って、適当な雑誌で適当な知識を仕入れて語ってるだけだろう。
変身後の電車男みたいに、オシャレでカッコイイ男が「実はおれ、マニアックなんだ」とカミングアウトするのは、完璧な男がわざと欠点を見せることで女性に親近感を抱かせるテクニックのひとつであり、男性誌でも女性誌でもよく語られる。
こういうブームに乗っただけの「にわかアキバ系」が、今、急増している。
きっと、A君もいい加減な知識で、ブームに乗って「にわかアキバ系」を名乗ってるだけなんだろう。


そういう人たちが、今のアキバをどんどんダメにしている。