なんだかなぁ・・・その2

世の中、勘違いしてる人が多すぎるんだよね。

  • 『優先席は、年寄りや体の不自由な人のための優先席であって、専用席ではない』

オレが優先席に座ってると睨みつけてくる爺さんがいたりする。だからって周りに、席を譲らなければならないような人がいるわけでもないし、いたらとっくに席譲ってるって。
そもそも、電車ガラ空きなんだから睨み付けてくるなって。ガラ空きなのに優先席に座ってることの非は認めるけどさ。

  • ノーマライゼーションは、体の不自由な人も健常者と同じように生活しよう、ということであって、障害者の優遇では決してない』

年寄りだから、障害者だから、という理由でバス停や電車待ちの列に割り込んで平気な顔してる人がたくさんいる。
一言あれば何の問題もない。「すいません、立ってるのが辛いから座って待っててもいい?」って。バス来たら、「おばあさん、電車来たからオレの前に入りな」って譲ってあげる。それが当然。
でも、そういうの一切なしに割り込んできて、降りる人が降りる前にズケズケと乗り込んでいく。「私は年寄りだから優先。それが当たり前。それがノーマライゼーション。」だって?
馬鹿言うな。そういうのは優遇とか逆差別っていうんだよ。

そりゃ、痴漢なんて犯罪は絶対に許されるものではない。だけど、
女性専用車両があれば、痴漢犯罪は減ります。男性にとっても、冤罪が減ることに繋がるので喜ばれています。」
などと鉄道会社がこういう根拠のないことを平気で言うことも許されない。
どれだけ犯罪が減ったの?どれだけ冤罪が減ったの?どれだけの男性が賛成したの?
毎朝通勤で使っている鉄道会社に「じゃあデータ見せてよ。」って言ったけど、一切教えてもらえない。
女性専用車に乗らない女性も多いので、他の車両の混雑具合が増した。そういう電車にこっちは毎日乗ってるんだ。
その鉄道会社に「他の車両が混雑具合が増して、快適性が損なわれている」とメールしたら「我々の調査では、混雑度合いは変わりません」だって。
どういう調査したのよ?こっちは毎日その電車に乗って、体感してるんだよ?それ以上のデータがあんのか?


女性専用車に乗らない女性は「女性専用車に乗ってる人は化粧したりしててイヤだ」という。知るか。アンタと同じ女性の身勝手じゃないか。まぁ、痴漢という犯罪は男性の身勝手なのでそこはおあいこだけど。
「女性専用車に乗らない女性は痴漢を許容してる」というバカな男の意見には同意できないけど、痴漢に遭うリスクと、駅の改札に近いとかという利便性を秤に掛けて、女性専用車に乗らない女性に対して「女性専用車に乗ってないからと言って、女性に非はない」って言うことは許せない。
女性に非がない、っていうことは、男性に全面的な非がある、って言ってるのと同じ。こういう主張が冤罪の温床だってことに気がつかないのかね?


数学的に考えれば分かること。
痴漢を完全に0にするには、ひとつの車両に犯罪者と被害者を同時に存在させなければいい。それを可能にする唯一の策は、男性専用車と女性専用車を完全に区別すること。
鉄道会社は、本気で痴漢犯罪を0にする気はないんだね、きっと。女性専用車作っても、男性と女性が同時に乗れる車両が有る限り、痴漢犯罪も痴漢冤罪も無くならないよ。女性専用車は、単に女性の批判をかわすためのポージング、片手落ちの方策にしか過ぎない。


そういえば、以前2ちゃんで「片手落ち」って言葉を使ったら、「それは差別用語だ」って言われたことがある。
「手法」っていう言葉があるように、「手」という言葉には「方法」「関与」という意味がある。片方に対してだけ関与して、片方に対しては配慮が欠けているから「片手落ち」っていう日本語があるんだよ。
「手」をそのまま「うで」の意味にとって「差別」と騒ぐことこそ、無知から生まれた、無意識の差別。日本語は正しく理解して、正しく使いたい。