やっぱりねぇ

昨日、新しい携帯を見に、auショップに会社帰りに寄ってみた。
なんとなく機種変更かな、とか思いながら。ついでに、料金プランの変更も考えつつ。


最近は仕事絡みで、昼間の通話も多くなってきたので、オフタイムプランではなかなか厳しくなってきた。
結局、番号札を取ってから15分くらい待たされて、アタマに来たので、何もせずに帰ってきた。


新しい携帯を見ながら、ふと一年前を思い出す。
新規契約→翌日解約→解約した端末に機種変更(新規即解)の流れで機種変更して、その顛末をこのブログに書いたのが、去年の2月2日。
それが2ちゃんねるの携帯板のとあるスレッドに紹介され、「コイツは犯罪者」と書き込まれたことがあった。


去年2月2日の日記から引用。

だって、本来4万する機械を1円で売るわけで。インセンティブ制度とか取り入れていれば、どう考えてもひずみが出てくる。どこかが損をしなければおかしいんです。
〜(中略)〜
これらはショップが勝手にやってることだから、キャリアに文句言えばショップは叱られるけど、あくまでそれは名目上であって、キャリアもショップのやり方を黙認してる。売れれば、回線数増えれば良いわけだから。

普通の商品は、採算割れは起こらないように計算されながらも客の要望に沿えるような値段で販売されているのが普通。

ところが、携帯端末の1円という値段は、ショップとキャリアの都合でつけられている。いくら採算割れになるような値段であっても。それが、普通の商品と違うところ。
〜(中略)〜
だから、ショップとキャリアの都合を客に押し付けないで欲しい。

たとえ2ちゃんで犯罪者扱いされても、この主張は間違ってない!と自信はあったけれど、なんとなく似通った記事がITMediaに出てた。
イー・アクセス千本氏、携帯業界を斬る「国家として致命的ミス犯した」ITMedia
モバイル業界に明日はあるか? 危機感にじませる津田会長ITMedia


いや、この2本の記事を持って、自説が須らく正しい、なんて言うつもりはない。けれど、日本の携帯のビジネスモデルがどこかに歪をかかえている、というところは当たらずとも遠からずだったんだな、と。


そして、今はその歪が消費者にとっては「一円機種」という形で利益になっている。
今のビジネスモデルを携帯会社がずっと続けていくのであれば、消費者がその歪の隙間をついた「即解約」をしても文句をいうべき権利はない、と今でも思う。
もしくは、Vodafoneの津田会長が言うように、

「欧米のビジネスモデルは、ハイエンドのコストの高い端末が、非常に安く売られるビジネスモデルではない。ユーザーは料金プランを選択し、さらに『契約期間』を選択して、それで端末価格が決まる。契約期間のレンジが長ければ端末が安くなるわけで、この仕組みなら(通信キャリアは)コスト回収が可能だ」

消費者を説得し、欧米のような歪の少ないビジネスモデルに切り替えるしかないんじゃないかな。