アキバのストリートライブ

毎週恒例のアキバストリートライブ。
今週の曲目は、1)「みちるひと」、2)「豚丼ソング」(チェーン店Ver.、1&2番)、3)「大海原」、4)「Mr. Boy」、5)「豚丼ソング」(チェーン店Ver.、1&3番)、6)「ゆらゆら」の6曲。
ストリートで「Mr.Boy」を聴くのは初めて。この曲も大好き。
最近は「ゆらゆら」で涙が出るほど心が揺さぶられることも少なくなってきたけど(仕事が少しは楽になったりして、精神的状況が当時に比べて楽になったからで、「ゆらゆら」を聞き飽きたからとかいうわけでは断じてない)、その代わりに最近は「大海原」が特に心に入り込んでくる。


チャンベビの曲が心にすんなりと入ってくるのはなぜだろう、と時々まじめに考えてみる。そんな中、とりあえずひとつのキーワードとして浮かんできたのが「等身大」という言葉。
歌詞の内容も、聴いた人が一度は必ずどこかで体験したような気持ち。それが生きていくことの辛さだったり、恋愛の甘酸っぱさだったり。奇を衒ったような歌詞がないから、素直に曲が感情の中に入り込んでくる。「あぁ、うんうん、あるよね」って気持ち。
最たる例が、豚丼ソング(帯広Ver.)の1番の歌詞。部活帰りに憧れの先輩と一緒に豚丼を食べに行きたい…っていう気持ち、豚丼でなくても、それがカキ氷だったりクレープだったり、あるいはコンビニかもしれないけれど、そういうシチュエーションは高校時代誰もが持っていた感情。
誰もがわかっている気持ちだから、誰もが共有できる。チャンベビを知らない通行人が、信号待ちの時にちょっとチャンベビを見て、聴いていく。足を止める。そして、数曲聴いて、人によってはCDを買って帰る。アキバで何十組ものアーティストがストリートをやっているけど、追っかけ以外の通行人が足を止めて聴いてCDまで買っていく、なんてのは見たことない。
シンプルで素直で、誰もが共感できる音楽。チャンベビには、ずっとこのままであってほしいな。


今回のストリートから、アミさんデザインの豚丼グッズも発売されるようになりまして。カンバッジやTシャツが発売になりました。で、ライブ終了後に何人ものお客さんがそのグッズを手にとって買ったりしていました。
すると、自転車に乗った一人のおじさんが…「あれ、何やってんの?ここでモノ売ったりしたらダメだぞ」と。
そこで言ったユウコさんの一言。「大丈夫です。発表してるだけです」には爆笑。