つれづれ

仕事も終わって、残業もうひと踏ん張り、というときに携帯が鳴った。
今は地元で就職している、高校時代の友人からのメール。
「今長野からの出張からの帰り、東京に7時くらいに着くけど飯とかどうよ?」


寮で夕食をとらないときは、朝までに申請しておかないと、食べても食べなくても食事代が徴収されてしまう。
けど、時々しか会えない友人と久々に会える、というきっかけは失いたくない。
今日やる予定だった仕事を明日に回して、東京駅に向かった。


大学入学に一年遠回りして、大学院に進んだものの公務員試験に受かったために中退して今の仕事に就いた彼。
同じ「入社2年目」なのに、彼はバリバリ仕事してる!って雰囲気をかもし出している。
焦ってはいけないんだろうけど、焦ってしまう。負けたくない。妙な、意味のないライバル心が出てきてしまう。


頑張らなければ。うん。頑張ろう。
とんかつを頬張りながら、思った。


こういう友人がいて、良かった。