時代の変わった日

2005年2月28日。
時代が大きく動いた日。


ブルートレインの始祖「あさかぜ」と「さくら」が廃止になった日。
戦前から、東海道本線の特急としてずっと君臨してきたこの名前が、ついに姿を消す。10年余り前に消えた「みずほ」といい、昭和のきらびやかさを残す昔の特急名が、だんだん少なくなってきた。


0系新幹線のブルー塗装が姿を消した日。
1999年を最後に東海道区間から姿を消した、丸顔の初代新幹線、0系。西日本区間ではこだまとして4〜6両の短編成で最後の活躍をしているが、700系ひかりレールスターに準じ、グレー濃淡+グリーンの帯に塗色変更されている。そして、最後の白+ブルー帯という塗装の編成が、ついに営業から退いた。


NTTドコモPHSの新規加入受け付け停止・サービス撤退を表明。
一時はその通話料の安さを武器に人気だったPHS。携帯電話に押され人気を失ったが、データ通信用端末として再び息を吹き返したように見えた。しかし携帯電話の通信高速化などにおされ、ついに旧DDIポケット外資に買収、NTTも撤退を表明した。


鉄道でも通信でも、一つの時代が確実に終わった。