2ちゃんねる

結局、喉の痛みが引かずに一日有休を費やしてしまった。
有休はあと12.5日。来年の7月まで12.5日。厳しい。。。
で、そんな時間を利用して、「電車男」の本を読んでみた。
もう何回もネットで読んだけれど、やはりパソコンを立ち上げないでも読めるのはありがたい。
別にレビューなんて書こうとは思わないけれど、でも思ったことをつれづれと。


まず思ったのが、装丁の悪さ。新刊で買っているのに、すでに古本屋に何回も並んだように糊がはがれかけているし、紙質も悪いので黄ばんで見える。1400円近くもする本なのだから、もう少し気を遣ってほしい。


それから、ネット上で巻き起こってる、「ネタ?ガチ?」論争について。
どっちでもよかろう…いちいち出版される本にネタかどうかを考えていたら、夜も眠れない。
もともと無料の誰でも書き込める掲示板から出たネタだから問題なのかもしれないけど、本もネットも娯楽なんだから。気楽に楽しめばいいよね。


ここからが本題。
2ちゃんねる、って言った時点で、すぐにいやな顔をする人が多すぎる。
だから、少しだけ弁護したい。
確かに、佐賀のバスジャックだとか、ニュースで「ネットの掲示板に犯行予告の書き込みが・・・」とかいうと、それはほぼ2ちゃんねるのことを指していると思って間違いない。でも、だからといって、2ちゃんねる=犯罪と結びつけるのは早計。2ちゃんねるの悪いイメージは十分広まりすぎているので、いいところだけを書いていく。


例えば。
UDという、分散コンピューティングシステムがある。世界中のパソコンをネットで結び、余剰能力で白血病の特効薬を作ろう、というプロジェクトだ。ただ単に分散コンピューティングにしても面白くないので、主催者はこれをゲーム形式にした。「チームを組んで、解析結果を提出するとポイントを与えられる」。
このUD、メンバー数、獲得ポイント数ともに、2ちゃんねらーが作ったチーム、「TEAM 2ch」が全世界でトップにたっている。
もっとも、参加している2ちゃんねらー全てが善意ではない。ゲームとして楽しんでる人もいれば、「しない善よりする偽善」をモットーにしてる人もいる。


広島・平和公園の折鶴が大学生に焼かれる事件が起きたときも、2ちゃんねらーは団結し、焼かれた折鶴の倍近い数の折鶴を平和公園に集めた。


目的こそテレビ局への抗議(邪魔)だったけれど、江ノ島海岸を徹夜で掃除して、ごみを全て拾い尽くしたこともあった。


結局、本当のところは2ちゃんねらーは集まって何かをするのが好きなだけなのかもしれない。でも、それがきちんと社会の役に立っているときには、それはきちんと褒められるべきなのだ。
「善より悪のほうが多いから善の部分は打消し」なんていう理屈は、2ちゃんねるでも自分の子供のしつけにも全く通らない。悪いことは悪いと言い、良いことは良い、と言うべきなのだ。
本当は木村太郎筑紫哲也あたりがニュースでこういうことを話すべきなのだ。
それほどまでに、2ちゃんねるは悪、というイメージがはびこっているんだなぁ。
まぁ半分は当たってるけど(w


それはそうと。
江口ともみタンに萌え。
たしか30代半ばだったよねぇ?でも若いしきれいだよね。