久しぶりにツッコミ

とある新聞に載っていた記事。


車社会の未来技術を占う「ITS世界会議」が18日、名古屋で開幕する。
(以下略)


この記事によると、2006年までには3割の自動車がマイクロソフトのOSを載せるんだ、とビル・ゲイツ氏は語ったとか。
で、その車は運転手と対話が出来るようになるとかで。以下記事を抜粋。


自動車:「今日は10時にスミス氏と約束があります。この先工事中、右折してください」
運転手:「スミス氏に電話を掛けて。彼の自宅までの道順を示してくれ。」
自動車:「エンジンに異常があります。近くのディーラーを探しますか?」
運転手:「そうしてくれ」


いやね。
エンジンに異常があるんなら、すぐに止めろとか、処置方法を示すのが先だろ。
運転手もあまりに冷静すぎ。こんなやり取りに慣れてしまったのか?


ついつい、「もしもマイクロソフトが車を作ったら」というジョークを思い出してしまった。
以下、「もしもマイクロソフトが車を作ったら」を転載。


【もしもマイクロソフトが車を作ったら...】

かつてビル・ゲイツはこんなことを言ったそうです。「もしGMがコンピューター業界のような絶え間ない技術開発競争にさらされていたら、私たちの車は1台25ドルになっていて、燃費は1ガロン1000マイルになっていたでしょう。」

これに対し、GMは次のようなコメントを出したと言われています。「もし、GMにマイクロソフトのような技術があれば、我が社の自動車の性能は次のようになるだろう。」

1.特に理由がなくても、2日に1回はクラッシュする。
2.ユーザーは、道路のラインが新しく引き直されるたびに、新しい車を買わなければならない。
3.高速道路を走行中、ときどき動かなくなることもあるが、これは当然のことであり、淡々とこれをリスタート(再起動)し、運転を続けることになる。
4.何か運転操作(例えば左折)を行うと、これが原因でエンストし、再スタートすらできなくなり、結果としてエンジンを再インストールしなければならなくなることもある。
5.車に乗ることができるのは、Car95とかCarNTを買わない限り、1台に1人だけである。ただその場合でも、座席は人数分だけ新たに買う必要がある。
6.マッキントッシュサンマイクロシステムズと提携すれば、もっと信頼性があって、5倍速くて、2倍運転しやすい自動車になるのだろうが、全道路のたった5%しか走れないのが問題である。
7.オイル、水温、発電機などの警告灯は「general car fault」という警告灯一つだけになる。
8.座席は、体の大小、足の長短等によって調整できない。
9.エアバッグが動作するときは「本当に動作して良いですか?」という確認がある。
10.車から離れると、理由もなくキーロックされてしまい、車の外に閉め出されることがある。ドアを開けるには、(1)ドアの取ってを上にあげる、(2)キーをひねる、(3)ラジオアンテナをつかむ、という操作を同時に行う。
11.GMは、ユーザーのニーズに関わらず、オプションとしてRand NcNaly(GMの子会社)社製の豪華な道路地図の購入を強制する。もしこのオプションを拒否すると、車の性能は50%以上も悪化する。そして司法省に提訴される。
12.運転操作は、ニューモデルが出る毎に、はじめから覚え直す必要がある。なぜなら、それ以前の車とは運転操作の共通性がないからである。
13.エンジンを止めるときは「スタート」ボタンを押すことになる。


なんか、このジョークが現実となるときが、あと2年後に迫ってきたようです。