拡散希望

ツイッターのRTにある「拡散希望」に則って、ブログでも同じことをしてみる。


池田信夫氏のブログにて、イギリス政府による福島原発事故の影響評価の日本語訳が発表されている。


====以下 引用====

    • 1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない。
    • 現在の20キロ圏内の避難勧告は、妥当な判断。
    • 専門家は、東京在住者への健康被害の可能性はないと見ている。
    • 専門家は、風向き云々ではなく、東京は距離的に離れているから健康には影響ないと見ている。
    • 原子炉が冷やされるにつれて、10日程度で状況はかなり改善する。
    • 日本の当局から出される情報は、多くの機関から監視されており、現在まで正しい情報を流していると見られている。
    • チェルノブイリとはかなり状況が違う。チェルノブイリの時は、原子炉がメルトダウンし、ケースが爆破し、何週間も炎上していた。チェルノブイリの時でさえ、30マイル(50キロ)離れていれば、健康を守るのに十分だった。一番問題となったのは、被災した食料・飲料を食べて病気になったこと。当時、食料の放射線レベルを測定したり、危険を知らせる試みは、全くなかった。
    • ブリティッシュスクールの校長は、学校を閉鎖し続けるか質問してきたが、原発を恐れ、閉鎖する必要はないと回答した。
    • ヨウ素に関して、専門家は、多量の放射線や被災した食料・飲料を取り込んだ際に限り必要となるもので、長期にわたり、ヨウ素を体内に取り込むのは、どんな場合であっても、不健康。

====以上 引用終わり====


危険じゃない、とは言えないと思う。
だが、差し迫った危険か、というと、そうではないように思う。
これら情報の信頼性だが、情報の正確性が疑わしいとされる日本政府の発表ではなく、イギリス政府の発表である。
近いうちにはIAEAの専門家チームが入ることにより、情報の信頼性がさらに上がることになるだろう(今の政府の情報が信じられない、という人にはなおさら)。ちなみに今のIAEAの事務局長は日本人である。


首都圏で場末の100円ショップまで歩き回って、レトルトのご飯や乾電池を買いだめする必要がいまあるのか?
コンビニチェーンやスーパーマーケットの各社が、首都圏への供給を絞ってまで東北地方に物資を送るこの今。
首都圏に住む我々が、数少ない物資を奪い合ってどうするのさ、と思う。


今の情報を冷静に分析する限り、目の前に差し迫った危険は小さい。
冷静に行動したい。