服喪

金曜日の朝、会社で仕事をしていたら、母より携帯が入った。
叔父の急死。


幼いころから、ずっと世話になっていて。
自営業の叔父は、時間があれば店の手伝いをさせてくれて、その都度あれこれとおごってくれたりした。


一度家に戻り、スーツに着替えて飛び出す。
新幹線に乗る。


叔父の家に着いたら、すっかり冷たくなって、白くなった叔父が寝ていた。


悲しいけれど、自分の母親や祖母、残された家族のことを思うと泣いてもいられなかった。


やれるだけのことをして、しっかり送ってやらないと。


まさか、叔父の葬式のために喪服を作ることになるとは思わなかった。
まさか、2週続けて実家に戻ることになるとは。
そしてまさか、その2回目が叔父の死だったとは。


もう、なんだかなぁ。なんでやねん。