つれづれ

支社工場への転勤を打診された。


今いる事業部の赤字を削減するための人件費削減、そのために僕を別の事業部に異動させる、というのがこの話のメインらしい。


もちろん、上司達は当然、「異動先がfuka君を欲しがっている」「異動先での仕事がfuka君のこれまでのキャリアにマッチしていて、さらにこれからのキャリアを伸ばすのに適している」という言葉を伝えてくる。


正直な話、信じられない。


化学の実験屋だった自分が機械系の仕事に配属されて5年半。
最初の4年は企画系のスタッフ部門にいたので良かったが、開発系に異動すると、さすがに「機械系」の基礎知識というか、空気というか勘所というか、そういうものが自分に全くないことに気がつく。
例えば、図面引くときの基本的なお約束、ネジを締めるときのお約束、そういったものが、機械系の大学学部では教えられているのだろう。そこを出てきた人たちで成り立っている機械系職場に化学屋が入っても、全く分からない。


正直、機械系部門のエンジニアとしては、限界を感じていた。
ところが、引き続き機械系のエンジニアとして、全く違う部門への異動打診。


機械系のキャリアを伸ばすなら、今のまま仕事を続けさせて欲しい。
単純に人減らしなら、いっそのこと、エンジニアから引退させて欲しい。


上司達との交渉が、連休後にも引き続き待っている。