つれづれ

壁の向こうで、誰かがボール遊びをしているような気がする。


仲間に入れて欲しいとは思わない。
でも、気になってしまう。


壁の向こうを見たい。
でも、壁の向こうを見て、壁の向こうに誰もいなかったときの絶望感と、自分のカッコ悪さを感じたくないので、
ずっと、じっと、
やせ我慢。


願わくば、
壁の向こうにボール遊びをしている人がいて、
その人がこちらにボールを投げ入れようとしていて、
それでもそのボールが高い壁に阻まれて、入れられない。
そんなシチュエーションがいい。