失望

東野圭吾を読んでみた。
僕は、初めて読む作家の本は、なるべくエッセイと決めているので、エッセイにした。
「さいえんす?」という本。


あぁ。
僕の価値観と全く合わない。
本や音楽が売れないことを須らくネットのせいにし、ネットを悪者にしている。
それだけならまだしも、図書館がベストセラーを置くことすらも悪としている。
「図書館も、本を書く人がいなければただの箱」って、どれだけ作家サマサマなんですか。


こりゃ、小説を読むまでもない。


いや、東野センセイの大嫌いなブックオフで立ち読みして、350円だった小説「探偵倶楽部」「天使の耳」をさっくりと読んでみて、「これは定価どころか、350円でも急いで買って読みたいとは思わないなぁ」と思って買わなかったのだけど、買わなくて良かった。


図書館も、作家センセイがいなければタダの箱に過ぎないのと同様、本も、読む人がいなければタダの便所紙に過ぎない。