つれづれ

なんとなく。


光が見えたり、見えなかったり。


すごい速さで遠ざかっていった光のかわりに、
小さなひとつの灯りが灯ったと思ったら、
それも次第に遠ざかっていく。


それと入れ替わりに、また新しい、明るい光が
だんだんと近づいてくる。


追えば、消える。
追わなくても、消える。


僕が出来るのは、見守るだけ。
灯りが消えないように。
そして、近づいても消えないくらいの大きな光になったら、
僕はその灯りに手を伸ばす。