追記

はてなブックマークを読むと、
日経エレクトロニクスは技術者・専門者向けなのだから、不特定多数に向けた一般的な記事とは意味合いが違うので、記事の書き方が悪いというのは短絡的な見方」
とか、
「きちんとブログで懇切丁寧に記事の意味を説明しているのだからいいじゃないか」
という意味合いのコメントを見つけた。


確かに一理ある。
しかし、読者対象がどうであるか、というのはこの際関係ないような気がする。
記者は明らかに恣意的にセンセーショナルな見出しをつけ、人目を引くような記事に仕立て上げたのだ。
僕が言っているように、本当に誤解を抱かれないような、懇切丁寧な文章で作った記事を書いていたら、こんなセンセーショナルな見出しにはならず、注目を浴びず、売れない雑誌になっていたのかもしれない。


また、ブログを読まずに、誤解した人はそのまま誤解しっぱなしかも知れない。


商業なのだから、センセーショナルな見出しをつけるのもいいだろう。
しかし、そこにセンセーショナルな見出しをあえてつける、という作為が存在する以上、内容で明らかに誤解を招かないような書き方はもっとあったのではないか、と思う。
僕は仕事で、この文章を、この問題になる数日前に読んでいたが、特にアップルに対する敵意にも感じなかった。コスト度外視の設計だなぁ、こんなんで利益でるんかねw、とか、うちでこういう設計って・・・あぁ、試作機でよくやるなぁ、とか程度にしか思わなかった。ムダ、というよりは、これで商品化したってのがある意味すげぇ、という感じか。ま、でもマックにしてもIPodにしても、ユーザーが筐体を開けることを想定してないからこんなものか、と。
ただ、記事タイトルには疑問で、ムダといえども、なんらかの事情があって、設計のムダをそのままスルーすることでそれ以外の何かを優先して実現したかったんだろうな、と感じた。


まぁ、紙面の都合もあるんだろうし、日本語の文章を英訳した文章を読んだ人が英語で記事を書いて、それを日本語に翻訳された文章が広がっているのだから、ある程度は誤解も仕方ないのかもしれない。


僕は誤解もしなかったし。
誤解されて困るような文章書いているわけでもないし。
まぁ、ネットの片隅で散文を書き散らしている素人の一人として、文章の書き方には気をつけよう、と思った、というところか。