夢を叶えた人

会社で、ヒマな時間にふと鉄道関係のHPを見ていたら、知人の名前を見つけたのです。


彼女は、高校時代の吹奏楽部の同級生。・・・というだけで特に接点もなく、あまり話したこともなく。
高校卒業して3年半たって、みんな大学4年になった夏休みに、「合宿」をしよう、と集まったときに話し込んだ記憶がある。


高校時代、夏休みには部活の合宿があり、2週間後の定期演奏会に向けて、避暑地のユースホステルで朝から晩までずっと楽器を吹きっぱなし。
夜は花火大会などイベントがアレコレとあって、一番人気は肝試し。といっても、お化け役もいなくて、ただ男女ペアになって歩くだけ。事前にイベント係が、全部員から一緒に回りたい人を聞き取りして、男子から女子への希望は青い線、女子から男子への希望を赤い線で結んでいく。その線が重なると紫色になるので、なんとなく両想いのことを「紫」と呼んでいたような記憶もある。


で、その大学4年夏の「リバイバル合宿」の際も肝試しがあって。僕は彼女とペアを組んだ。
伊豆、堂ヶ島の海岸にふと腰を下ろして、なんだかんだと話しているときに、彼女はふと思い出したように「ボス*1は鉄道好きだったよね」と。
話を聞くと、実は彼女も鉄道好きで、車両マニアの僕なんかよりずっと真剣に鉄道の未来を考えていた。
そして、JRへの就職を決めた、という。まずは駅のみどりの窓口からだよ〜、なんて笑ってたけど。


同窓会で何回か会って、そのたびに車掌になった、とか聞いていたけれど、ついに念願かなって運転士になったんだなぁ、と思った。


おめでとう。これからの長い運転士業務に、心からエールを送ります。


…おめでとう、というメールを送ったのに帰ってこないのは、彼女が僕のことをあまりにも「ボス」で覚えていて、本名忘れてるからだよな???*2

*1:高校時代のあだ名

*2:数年前、本名を名乗ってメール送ったら、「えっと、ボスですか??」という返事が返ってきたorz