なんでだろう

洋菓子の不二家がエライことになっているけど、正直、なんでここまで叩かれるのかがわからない。


会社ぐるみでよからぬことを隠蔽していた、という点に対しては、許されることではない、という点はよくわかるんだけど、その隠蔽していたことが「賞味期限が過ぎたものを材料に使っていた」ということならば、それはそこまで責められることかなぁ。


冷蔵庫にある賞味期限切れの食品を何とかして食った、というのは、学生のころに一人暮らしの経験のあるオトコならば大体経験があるんではないか?
牛乳でも卵でも、冷蔵庫の中ならば1日2日過ぎたってまぁそんなに変わるもんじゃないし、火を通せば普通に食えるし、食ってきた。
にんじんでもジャガイモだって、芽が出ちゃっても、芽の部分だけ切り落として食ってきた。*1
大学生協のお店や顔なじみのスーパーで賞味期限切れの食品がなんらかの手違いで陳列されてたら、お店の人にそれを指摘した上で「自己責任でやるから、これ譲ってもらえない?」と聞いてたし。


というか、賞味期限が一日過ぎると、どのようにヤバイんだろうか。たとえば、賞味期限を過ぎたら、とたんに材料の牛乳中の細菌が倍増する、とか言うならヤバイんだろうけれど。
そして、材料の賞味期限とその材料を使った製品の賞味期限はどのように関連があるんだろうか?たとえば、関連があるんなら、賞味期限を1日過ぎた材料を使ったら、その製品の賞味期限は1日縮まる、とか。


客商売と一人暮らしのオトコの手料理が同列に比べられないのはよくわかる。でも、たとえ賞味期限が過ぎてたとしても、その材料が安全であるのならば、それを使うことは責めるべきではないと思う。それよりも、生乳や大根が生産調整の名の下に、製品にもならずに捨てられていくことのほうが大問題だと思う。
その安全を証明する手段が賞味期限、ということかなぁ。でも食中毒だとか、賞味期限の前後に関らず起きるときは起きるしなぁ・・・。


不二家が、材料をどのように管理してるのか知らんからあまり批判も肯定もできた立場ではないけれど、普通に冷蔵庫で管理していた材料で、ほんの1日過ぎた材料を使ってました、っていうんなら、そんな大事でもないような気もする。
ただ、それを客に隠して売っていました、という点は責められて当然のことだとは思うけれど。。。


なんだかうまくまとまらないけれど、賞味期限切れの食品を食べるのが日常、という学生時代を送った僕から見ると、どうもね・・・

*1:今考えたら、芽の出たジャガイモは毒だよな