ラホールの「少々辛口(一辛)カツのせカレー」

このアキバ食も、1日の土曜日に食べてきたもの。
はてなダイアリーは、一日に一枚しか写真を載せられないみたいなので、わざわざ別の日にエントリにしてみた。


最近はアキバもカレー天国になってきている。歩いて10分程度の神保町がカレー王国の地位を不動のものにしているけれど、アキバも古くからのカレーショップが何店もある。それに加えて、1年程前に石川県名物の「チャンピオンカレー」の亜流?「ゴーゴーカレー」がアキバに店を出してから、アキバのカレー熱も高くなったような気がする。


そんなアキバの有名店といえば、アキハバラデパート内にある「インドール」、駅前にある「ホームメイドカレー」、じゃんがらラーメン向かい、という説明で事足りるようになってしまった「ベンガル」、本格的なナンが食べられるけど場所がいまいちわかりにくい「シャリマール」。最近ではゴーゴーカレーのほかに、本物のチャンピオンカレーのルーを取り寄せて作っているメイド喫茶、「Cure Maid Cafe」もある。


で、今回行ったのは「ラホール」。これも昔からあるアキバのカレー専門店。
メニューは日本風カレーとインド風カレーに分かれていて、いずれもナンではなくご飯にかかっている、よく見るカレー。
インド風カレーはさらに「少々辛口(一辛)」「辛口(三辛)」「極辛(五辛)」から辛さが選べ、ビーフ入り、チキン入り、から揚げ、メンチカツのせ、カツのせ、野菜…とトッピングが選べる。
今回注文したのは、インド風カレーのなかから「少々辛口」の「カツのせカレー」。インド風というのがどれくらいインド風なのかが気になって…というのは、先々週、渋谷で、インド人シェフが作るインドカレーの食い放題で本場のインドカレーを死ぬほど食ってきたので。ちなみに、その食い放題のインドカレーはかなり美味しかった。キーマカレーやチキンカレーが特に美味しかった。ただし、野菜カレーなんかはココナッツミルクが入っていて、これが嫌いな僕にはちょっと大変な味だったけれど。


で、ラホールのインド風カレー。
一口食べて思ったのが、「酸味が強い」ということ。そして、次に来るのが「一辛でもなかなか辛い」っていうこと。
渋谷の本物のインドカレーに比べても、本来のカレーの味はそんなに違わないのだけど、その本来のカレーの味+酸味+辛味、という感じのカレーになっている。カレーは美味しい。でも、だんだん舌が痛くなってくる。
ちなみに、ラホールのカレーは、辛さが上がるとドンドン黒くなる。ラホールのカレーは黒い、というのは三辛から。一辛は普通のカレーの色をしている。


具はわずかな玉ねぎとピーマン、マッシュルームのスライスと、ひとかけらのじゃが芋のみ。
そして、これらの具も、ルーに入っているのではない。調理の段階でルーだけ大鍋に作っておいて、オーダーが入ってから、「大鍋から一人分のルーを小鍋に移し変える」→「温める」→「生の玉ねぎ・ピーマン・マッシュルームのスライスをルーに入れる」→「数分煮込む」という工程になっている。


カツはかなり薄い、でもカレーに載せるカツはこんなものか。厚すぎるのはアレだし。このカツの衣が、さらさらのカレーを吸い込んで、もろもろになる。これがカレーにさらにコクを与えてる感じがした。


総じて、「インド風カレー」はやはりインド「風」カレーだった、と。
まぁでも、普段のカレーとは違う、ちょっと毛色の違ったカレーを食べたい方にはお勧め。日本のカレーとは違ったカレーを手軽に楽しめること請け合い。