まだまだ

朝、通勤のために高田馬場駅に降り立って、駅構内から一歩足を踏み出した時。
「お願いしま〜す」という黄色い声と一緒に差し出された小冊子。


早稲田大学へ進学する人向けの、一人暮らし用にアパートを紹介する、不動産屋の小冊子。


嬉しかったのは、ちょうどアパートを探してたからだけじゃない。
もう白髪が出始めてる僕が、まだまだ学生に見られるんだな、っていうことがわかって嬉しかった。