思い出の曲

紅白を見てるけど、どうもイマイチ面白くない。好きな歌が少ないからなんだろうな…。


今年の紅白は、スキウタなんて言って、視聴者からリクエストを募っていたけど、それが反映されたかは疑問。来年からはこの手は使えないしね。
ただ、好きな曲がかかった人には、この紅白も面白いんだろう。


本当に好きな曲なら、僕は時間と金を惜しまずに探す。


メイナード・ファーガソンのトランペットが美しい名曲「ハリウッド」を聴いたのは、まだラッパ吹きだった高校時代。静岡中のレコード屋を探したけど、結局見つけられずに大学、大学院まで進んだ。
ある日、ふと思い立ってネット検索をかけたら、イタリアかどこかのサイトにMP3が置いてあった。悪いこととは知りつつ、即ダウンロードした。
今は、著作権違反の状態になってしまっているし、やはり原盤が欲しいので、神保町を歩き回っている。


これも昔の話。
日本テレビの深夜番組「ダイスキ!」が好きで、良く見ていた。音楽も好きだったのだけど、誰の曲なのか、当時はわからなかった。
先月、お茶の水レコード屋にふと入ったら、その曲に似た曲調の曲がかかっていた。
店員を捕まえて、いまかかっているCDを見せてもらったら「シュガー」。山下達郎が在籍した伝説のバンドらしい。
すぐに買って、家で楽しんだ。懐かしい…


どちらの曲も、7年とか8年も探した曲。
本当に好きな曲、何年もかかって探した曲。そういう曲は、本当に心を動かす。
それが、音楽の原点、音楽の楽しさ。


来年こそは、心から楽しんで音楽を楽しむ心を取り戻すことができるだろうか。ジャズも楽しめる心を取り戻すことが出来るだろうか。


来年こそは。


よいお年を。