今週もアキバ その2

で、先日の日記ではヨドバシアキバを見に行ったにも関わらず、その感想が一言もなかったわけで。


なんか、呆れちゃいました。
ヨドバシ、無駄に本気です。
明らかに、他の大型店を潰しにきてます。石丸電気Laoxアソビットシティヤマギワソフト…こういう店をターゲットに据えているのは明らか、でした。


でも、こういう店を全てごった煮にして、スタイリッシュに洗練させて集めたのがヨドバシ、という程度でした。目新しさは一切ありません。
たしかにバカでかい。売り場はとにかく広い。キレイ。
でも、値段はお高め。新宿なんかのヨドバシと値段的には変わってません。開店セールということで、ポイントを20%近くつけて売っていましたが、単純に値札だけで判断するなら、石丸やLaoxに代表されるアキバの量販店の方が安いです。ヨドバシの中を歩いていて「思ったより安くないね」というひそひそ声をよく聞きましたし、店の外でも同じ言葉を何回も聞きました(w


パソコンのパーツショップみたいにニッチな要求にこたえるようなショップにとっては、一切脅威にならないでしょう。
レストラン街も、アキハバラデパート1階の食堂街などとは価格帯が違うため、アキバ系の人たちがヨドバシまで出掛けて飯を食おう、ということはないでしょう。
上で、アソビットシティの名前を出したけど、アソビットに対しても脅威ではないかもしれません。品揃えが違いすぎます。一般人にはあんなレベルで十分でしょう。アキバ系には物足りないでしょうから、わざわざヨドバシでフィギュアを買う人もいないでしょう。
そして価格。最新のゲームボーイミクロ。定価12000円に対し、ヨドバシでは11800円、アキバのあるお店では11380円。ポイントを考えなければ、アキバのお店に軍配が上がります。ただし、アキバではファミコンカラーが完売だったのに対し、ヨドバシでは大量に在庫がありました。在庫の量だけではヨドバシに軍配です。


人の流れは、秋葉原駅→ヨドバシ→電気街、というように流れていて、電気街は大変な混みようでした。ただ、その流れはメイド喫茶などの限定的なところへの流れであって、パーツショップなどがひしめく裏通りは、別段の賑わいもなく、いつもの秋葉原でした。


秋葉原にとって、ヨドバシは「いい集客マシーン」なのかもしれません。これから、ヨドバシvs.電気街量販店の戦いが始まるのかもしれません。しかし、今のところは、まだそんなに脅威ではないヨドバシ。
電気街とヨドバシが、きれいに共存してくれることを祈ります。


ところで。
中央通沿いにある「ヤマギワ本店」のビルの取り壊しが本格化していて、ダイビルのあたりから、重機がビルを崩していく姿を見ることができます。そして、そんな姿を、僕を含めた数人の人がカメラに収めていました。
すると、僕の後ろを通ったバカモノ若者が聞こえよがしに一言。
「写メとる意味がわかんねぇ」
君たちみたいな、初めてアキバに来たような人には絶対わからないでしょう。秋葉原の象徴として長年君臨してきたヤマギワビルの存在の大きさを。そして、それが崩れていくときの気持ち、なんてのは。
ヨドバシを見に来たついでに電気街も見て、ついでにメイド喫茶も。。。なんて観光地気分で歩く人にはきっとわからないでしょうね。
それが悪いとは言いませんし、実際、観光地として認知されているアキバですが。人の気分を害するためにアキバに来るような人は、アキバにはいりません。