ところで、「わかさ生活 ブルーベリーアイ」のCMは関西地方だけでしか流れてない、という話だけれど、静岡で見ることができた。
毎週日曜日の「笑っていいとも!増刊号」のあとに、テレビ静岡では関西テレビ制作の「北欧紀行」という番組をやっているのだが、その中で「ブルーベリーアイ」のCMが流れてます。この「北欧紀行」はわかさ生活の単独スポンサーのようなので、他の地域でも、この番組は要チェック。


で、今日のライブは「音楽の森」というタイトルで、女性ヴォーカルのグループや個人が4組出演。
チャンベビはトップバッター。そして、チャンベビのライブの最初は「ray」のイメージが強いのだけど、今日は違う曲(まだ聴いただけで曲名言えるほどCD聴き込んでません、ごめんなさい)。
あれ?っと思うと、MCでユウコさんが「今日はしっとりと聴いてもらう日にしました」ということで、アコースティックバンド形式で、アップテンポな豚丼ソングとかはなし。
今日のメンバーはチャンベビ3人+いっちゃんさんがカホーンで参戦。
さて、このカホーンという楽器がなかなか。ただの四角い箱に見えるけど、コンガを叩いてるような手つきが、これがただの箱じゃないことを示してる。
そしてこの音。テレビなんかでよく見る、心臓の鼓動の音みたいな感じ。カホーンの音を聴くと、心臓がその音に合わせて跳ねてる感じがした。
ヤバイ。この楽器、本気で欲しい。買えなくても、アレをマジに演奏してみたい。
カホーンサンバホイッスルの次に好きなパーカッションになりました。


しかし、それにしても今回のライブは「アウェー」って感じがした。「清田まなみ」さんファンの人がほとんどのようで、ほとんどの人がそれ以外のアーティストを消化試合のように聴いていたけれど、周りの人とかもチャンベビのアンケートをしっかりと書いていたから、そんな「清田まなみ」さんファンの中からチャンベビファンが生まれたかもしれない。逆に僕も、清田まなみさん、これからチェックしてみたいと思うし。


「みちるひと」を聴いてて思うことがある。歌っているチャンベビが、一番みちみちた顔をしているな、ってこと。
「人は幸せでなければ、人に幸せを分けることができない」と僕は思う。チャンベビを聴いてて満ち満ちた気分になるのは、チャンベビが満ち満ちた顔をして、歌っているから。本当にパフォーマンスが楽しい!って顔をして歌っているから、こっちも楽しくなれる。
「私はバカでマヌケで死んだほうがマシです」なんて歌を聴いて、幸せな気分にはなれない。井上陽水とか70年代安保のフォークゲリラじゃないんだからさ。
だから、僕はチャンベビの音楽に惹かれるのかもしれない。聴いてて、見てて楽しい気分になれるから。


先日、別れた彼女と電話していたら、11日の日記を読んだ感想として、こう言われた。
「話を聞くくらいしかできないかもしれないけど。支えることはできないかもしれないけど、一緒に倒れるくらいはアタシもできるから。」
電話を切って、涙が止まらなかった。この人は、僕の味方だ。


ラストナンバーは「ゆらゆら」。これ、チャンベビのなかで、今、一番好きな曲。とにかく、今の僕の心を鷲掴みにしてくる。仕事のなかでのプレッシャーにつぶされそうな自分。そんな僕の、自分への応援歌。この曲も、僕の味方だ。
いつもこの曲を聴くと、涙が出そうになるけれど、今日のライブ会場は暗かったから、一粒二粒涙が流れても、誰にも気づかれない。後ろの女の子にも気づかれなかった…と思う。


今度のライブでは、ストロベリーフラワーやConduireなんかもアコースティックで聴きたいな、と欲張りな気持ちになってしまった。それだけ、今日のステージの完成度が高かったのかな、と。


ライブ終了後は、出口のところであの豚さんがお見送りしてくれました。とっても満足度の高いライブで、行ってよかったな、と。