素敵な雨の日

昨日のこと。


1時間弱の残業を終え、会社を出ると、いつもより空が暗い気がした。
でも雨が落ちてくることはないだろ、と高をくくって歩いていくと、歩き出して15分。高田馬場の駅に着く、ほんの数十メートル前から、雨を感じた。
今から会社に戻って傘を取りに行くのもばかばかしい。そのまま山手線に飛び乗った。


電車を降りて驚いた。たった30分程度の間なのに、もう地面に水溜りが出来ている。結構降ってる。
ダッシュして帰ろうにも足を痛めているから走れないし、キヲスクでビニール傘に500円も出すのはもっと痛い。駅構内の雑貨屋をふらつくけれど、特になにを買おう、というわけでもないし。
駅の階段下のバス乗り場で雨宿りをしていると、雨が小ぶりになってきた。これくらいなら、走らなくてもそんなには濡れないだろう。駅前のパルコに飛び込んだ。


どうせ傘を買うなら、金を出していい傘を買おう。そう決めたのは、パルコの中の百均の傘が売り切れていて、はげかかったオヤジが子供用の小さい傘を手にレジに並んでいたから。
テナントとして入っている、P.S.FAに行き、傘を物色した。
2000円くらいの、ちょっとお洒落な傘がたくさん並んでいた。その中の何本かを手にとってみた。
1) 超ロング 70cm…長すぎだよ。杖みたいになっちゃって。65cmくらいなら荷物濡れなくて便利だけど。
2) カーボン骨16本…そりゃ風には強いかもしんねぇけど、番傘じゃねぇんだから。そんなに骨増やしてどうする。
3) 65cm、小さな水玉模様…これが一番いい!…でも惜しいなぁ、ワンタッチ傘じゃないんだ。


という感じで、どれも帯に短し襷に長し。っていうか、できることなら買いたくない。これ以上傘を増やしてどうする。 (5月15日の記事参照)
まぁいいや。歩いても6、7分。濡れることを覚悟で店から出ると、雨は上がっていた。
早まって、傘買わなくて良かった。


…でも、あの水玉の傘だったら買っても良かったかもしれない…。