つれづれ

会社帰りにふらっと池袋のGAPに寄る。
お気に入りで穿いていたBOBSONのデニムにデブ穴が開いてしまったので、新しいデニムを買おうと思っていたところだった。
GAPなら殺人的激安セールでなくとも、時折安く売ってることがあるので、とりあえず、という気持ちで寄ってみた。
見るだけ、のつもりだった。


日テレの西尾アナに似た感じのとても可愛い店員さんが素晴らしい笑顔で近寄ってくる。
「お外のお天気はどうでした?さっきは試着室に入れないくらいにずぶ濡れのお客さんもいたんですよ〜。」
「ちょうど6時から9時、って言ってたじゃないですか。帰るのが怖いんです〜。」
と、やたらフレンドリーな接客。
確かに、いつもに比べたら、店内はお客さんがまばら。台風が近づいているからなんだろう。


こんな感じのデニムを…と言ったら、連れて行かれたのは12000円のデニムの棚。
今なら20%引きです、って言うけれど、いくらなんでも予算オーバー。俺が見たいのは、その辺に吊り下がってる3980円のデニムだよ…と思いながらも、手にとって見ると確かにモノはとてもいい。かなり僕好みの色とダメージの入り方。
サイズとかもっと細かく伝えながら、古着屋さんの情報交換をしたり、デニムの悩みを話したり、いつの間にか友達と話しているような気分だった。


結局、3980円のデニムは色や色落ちが気に入らず、高いと思いながらも、色目の気に入った12000円のデニムを試着させてもらう。
色目、ウエストサイズ、スリムorレギュラー…4本ほど穿かせてもらった中で、4本目に穿かせてもらったのが、色落ちも色も本当に好みドンピシャで、購入決定。
店員さんが今日着ていった洋服も、そのデニムもとにかく誉めまくってくれたおかげで、かなりいい気分になっていた、と言うのもあるけれど。


つか、あんな可愛い店員さんに(お世辞かもしれないとわかっていても)オシャレ、とか、今の服装がシンプルベーシックかつちょっとセレブ系でかっこいい、とか、本当に素敵、とか、古着ミックスが似合ってる、とか具体的に誉められて、既成の色落ちデニムの膝の位置が合わない悩みとか「同じですね〜」って親近感持たされて、オススメの古着屋さんの話で盛り上がったりなんかしたら、もうそりゃあねぇ。