つれづれ

山手線の車内のモニターで、若者に選挙に行け、という呼びかけのCMを見た。


若い人はもっと政治に興味を持て、というようなことを言っているんだけど、ものすごい違和感。


八戸の「美人過ぎる市議」の例で分かるように、年寄りは若い人の政治進出を快く思っていない節があるように思う。
横浜市長しかり、若い人が選挙に当選するだけで、「史上最年少」とか、その若さがニュースになる。
ということは、若い、ということがある種のレッテルになってしまっている。


若くして政治家になる人は、その大半が何らかの志を持っているように思う。
観光振興を目的として、水着になることをも厭わずDVDを出したり。
首長連合を作り、地方分権の要求を中央に出してみたり。


ところが、概してそれらの試みは「若さ=青さ」という取られ方をし、報道される。
若い人が政治を変えようと、政治に意見をぶつけようとして立ち上がっても、それが肯定的な見方をされないのが今の日本だと思う。


その構造を変えずして、
「若い人の意見を反映したいから、若い人も選挙へ」
と言ったところで、若い人の心を掴めるわけがないと思う。