つれづれ

最近の麻生叩きってすごいなぁ。
とあるブログを読んでいて思った。

G7での中川氏の醜態ってのは確かに醜態なんだけどさ。

だいたい、
風邪薬を飲んだら、車の運転は控えるように
といわれるわけで
多めの風邪薬を飲んでもG7を乗り切れる、と中川大臣が判断したと言うことは
車の運転よりも、G7の会合の方が「より注意力が少なくて済む簡単な業務だと判断した」
ってことだ。
舐められたもんですな、G7も、国民も。

想像に想像を重ねる中に一片の事実を混ぜて、想像があたかも事実に見えるテクニック。
結局は想像、妄想の域を出ないのだけど、その妄想で相手を叩くってのは、少なくともアルファブロガーがやっていいこっちゃない。
書いた人も妄想か事実か区別できないのかも知れないが…。


そしてその記事についたコメントも酷い。

酩酊ではなく、風邪薬の飲みすぎにしても。
まずそれ以前にG7の日程は決まっていることですし
風邪を引かないのが鉄則では?
インフルエンザなんかは仕方ないんでしょうけれど。
この内閣。麻生さんにしても中川さんにしてもそうですが
側近が力不足なんじゃないでしょうか。
それとも人の意見は耳に入れない方ばかりとか。

日程が決まっているから風邪を引かないのが鉄則?
そんなことができるんなら、地球上から風邪が消えているような気がする。
そもそも、風邪がダメでインフルエンザは仕方ない、その理由って何だろう…?


もうここまでくると、小学校でよくあるつるし上げにしか見えなくて。
小学校の「帰りの会」なんかで
女子1「○○君は廊下走ってました〜謝ってください」
女子2「○○君はトイレの後手洗ってませんでした〜謝ってください」
女子3「○○君は鉛筆噛んでました〜謝ってください」
女子4「そういえば○○君は給食食べるの早すぎです〜よく噛まないとダメなんです〜謝ってください」
みたいな情景に見えてくるのは気のせいか。


ま、アルファブロガーとその取り巻きも、結局マスコミと同じレベルでしか論陣張れないってことか。がっかり。


そして、日本よりはマトモなマスメディアかと思っていたが、結局世界のマスコミどこも、軽口叩きやすいところを叩くのは同じなんだねぇ。
トヨタも日産も苦戦しているなか、日本の財務大臣は居眠りをしていた」とか書いたアメリカのマスコミさん。
苦戦しているトヨタも日産も、派遣社員をざっくり切ったキャノンも、なんだったらアメリカのGMでも、トップは毎日お布団で寝てますから。


年収たった300万にも満たない派遣社員を切ったキャノンを「ひどい!」となじるアメリカのウォールストリートのヒラ銀行員は、年収5000万円上限制にたいして「そんな端金で働けるか」とのたまったとか。


世界が病んでるなぁ。