つれづれ

時は9月中旬のお話。
仕事で、特殊カメラを使ってみたい、ということになり、とあるカメラメーカーにデモをお願いした。
10月中旬に1週間の予定ならお貸し出しできます、ということでデモ日程が決まった。


10月に入ったが、カメラメーカーから何の音沙汰もないので、僕から連絡をした。
すると帰ってきた返事は
「10月は予定が詰まってきたので、1週間は貸し出せない。2,3日なら」という。
1週間くらいないと必要な対象物の撮影が出来ないことを説明すると
「11月なら1週間使える週がありますので、11月中旬でどうでしょう」という。


11月に入り、また連絡が来た。
「デモの日程ですが、予定が詰まってきたので、一日だけのお貸し出しとなりますがよろしいですか?」
僕は怒りを抑えて電話を切った。


そら数百万円もするような特殊装置なのだから、簡単にデモに出せないのもわかるし、デモの引き合いが殺到するのもわかる。
でも、一度、お客さんと決まった日程を、メーカーの勝手な都合で変更することにすごく腹が立ったのだ。
そもそも、他にデモの依頼が入ってきた、といっても、こちらが先に1週間予約を入れていたのに、勝手に短縮して他のデモを入れるなんてありえない。


二度とそのカメラメーカーとは取引しないよう、関係者に通告しておいた。