違和感

インプレスより。

 NTTドコモは、2007年1月の利用分から1番号につき7.35円の「ユニバーサルサービス料」を同社のユーザーに対して請求すると発表した。

 ユニバーサルサービス制度は、NTT東日本NTT西日本が提供している加入電話や公衆電話、緊急通報など、国民生活に不可欠な通信サービスを全国で公平かつ安定して利用できる環境を確保するために、必要な費用を通信事業者全体で負担しようというもの。ユーザーは毎月1番号あたり7.35円のユニバーサルサービス料を負担することになる。


要は、110番や119番の通話料*1や、公衆電話の電話機の設置経費、メトロネットワーク*2などの設置経費などをNTT東西だけに負担させるのは気が引けるので、それらを使っている電話会社全てからお金を出しあって、NTT東西に払いましょ、ということか。


なんだかなぁ。
なんでわざわざ「ユニバーサルサービス料」とか言って利用者から金を取ろうとするんだろう。
利用者から基本使用料を取って、それで経費回してるんなら、そこから捻出すればいいじゃない。足りなければ(もちろんそんなことはないだろうけど)、基本使用料を値上げすればいいじゃない。
わざわざもっともらしく、「ユニバーサルサービス料」とか名前を付けてる時点で、各通信事業体は自腹を切ってNTT東西にカネを払いたくないんだな、最初から全額利用者に負担させたかった、という腹が見え隠れする気がする。


結局、どこの通信事業者も、利用者に全額負担させる方向で決まったみたいだね。
NTTのネットワークを経由しなければならないような仕組みのネットワークを組んだ各通信事業者や、NTTを経由することを実質強制した国(というか総務省)に責任はないのかね。
各通信事業者や国も、相応の負担をしなければならないハズなんだけど。

*1:実際には普通の電話と同じく、電話会社の施設を使っているので設備利用料金がかかって当たり前だが、課金信号をキャンセルすることで無料にしている。通話料はNTTが負担している、という格好になるのか、あるいは国や警察庁消防庁から補助金でも出ているのだろうか。

*2:もしかしたら用語間違ってるかも。自信ないけど調べるのもメンドクサイ