物欲再び

最近、親友に薦められて、スピッツのアルバムを聴くようになった。
いずれも10年くらい前の作品で、僕がそれをリアルタイムで聴いていたのは高校生時代。甘酸っぱい音楽が、甘酸っぱい想い出に重なって心地よい。


そんな懐かしいCDを音楽ケータイに詰め込んで、毎朝毎晩の通勤で聴いている。
その携帯から僕の耳に音楽を運ぶイヤホンは、つれづれ - fukaのつれづれ想い(今年4月16日の自分の日記)で紹介した、ビクターのHP-EX77(イヤーピースはソニーのMDR-EX51SP純正品に交換)。


ところが、気付いてしまった。
東京ブラススタイルのようなブラスサウンドを聴くにはとても素直な音を伝え、イコライザをいじらなくても十分な重低音を出してくれるこのイヤホン、この組み合わせが、スピッツのような澄んだ音楽を聴くときには、重低音がうるさすぎるし、音が篭り過ぎる。
手持ちのイヤホンをアレコレと選んでみたけれど、いずれも上手いこといかない。


そんななか、最近の音楽を聴くには重低音が全くと言っていいほど響かないPanasonicのRP-HJE50がすごく良い。重低音が少ないのが、逆にスピッツの音楽の軽快感を出していた。
というわけで、家でパソコン用に使っていたこのパナソニックを持ち出した。


のだが・・・
確かにこのパナソニックは、ギターやボーカルなんかの音を再生するときには楽器のナマ音に近い音を出してくれるとは思う。
でも、なぜか遮音性が非常に悪い。
カナル式イヤホンなのに、ソニーやビクターに比べると非常に遮音性が悪い。街を歩いていれば、車の音や回りの話し声などがみんな耳に入ってきてしまう。その分、ボリュームを上げなければならない。
いいイヤホンなのになぁ。。。


というわけで、素直な音を出しつつ、遮音性の高いイヤホンが欲しくなってしまった。またアレコレをイヤホンを探す日々が続きそう。


ちなみに、ソニーのMDR-EX51SPのケーブルは汗でふにゃふにゃになる。ビニールの被覆が中の芯線から離れてしまっているのが分かる。いつ断線するか怖くて、使えたもんじゃない。